4月26日よりgallery TetoTetoさん企画公募グループ展「フラワームーンに妖精は踊る」に参加しますので、展示作品を紹介します。現地で生原画を見ていただけるのはもちろんうれしいですが、画面越しでも見ていただけると嬉しいです。
フラワームーンに妖精は踊る

日付:2025年4月26日(土)~5月4日(日)
営業時間:14時~19時 (最終日18時まで)
入場料:無料
場所:gallery TetoTeto(大阪市大阪市大正区平尾5-17-7)
↓展示の公式ページです。展示詳細(販売など)はこちらをご参照ください。

フラワームーンとは、5月の満月のこと。
5月の満月のもとに春を喜んで舞い踊る妖精たちの姿が目に浮かぶような素敵な展示会テーマです。展示タイトルに惹かれ額装新作3点を描きました。他の作家さんの素敵な作品も多数展示されるグループ展です。
フェアリーリング

フラワームーンという展示会タイトルからイメージして描いたメイン作品です。フェアリーリングとはきのこが輪状に発生する現象のことで、海外では妖精が躍った跡だといわれているそうです。今回、きのことマツヨイグサのフェアリーリングと踊る妖精を描きました。

春めいた幻想的な夜の色合いを作りたくて、選んだ色はマイメリブルーのフタロターコイズとネイプルスイエロー。混色してできる緑が幻想的で可愛らしいです。

撮影時は反射防止のためアクリル板を外してあります
イラストはファンタジックですが、額装は羊皮紙の古びた本をイメージしてみました。このハードな印象のマット「ロックブラウン22145」がお気に入り! いつも額装をお願いしている額縁のタカハシさんで最近新しく増えたマットで、以前に見かけたときから次は絶対これで額装しよう!と決めていました。ピッタリあってよかったです。
野の花

春の野の花の中で一休みするモンキチョウの妖精です。
こちらの絵では黄色に使った絵の具はマイメリブルーのプライマリーイエロー。透明感のある素直な黄色が特徴的で、混色して緑を作るとイキイキした色合いになるので気に入っています。主にフタロターコイズとの混色(と暗い色はペリレーングリーン)で緑を作っていますが、前の絵のネイプルスイエローとの混色との緑とはまた雰囲気が違うのが分かるでしょうか。


撮影時は反射防止のためアクリル板を外してあります
前から使ってみたかった色芯入りのマット。色芯が悪目立ちすることが多くてなかなか使いどころが難しかったのですが、今回はベストマッチしました。
綴る花

前の作品と対になるよう描きました。春の花を摘んで綴られた花束と踊るモンシロチョウの妖精です。背景のグレーと花束の鮮やかさの対比をうまく出したくて何枚も描きなおしました。
背景のグレーはセヌリエのセヌリエグレーです。なんとも言えない絶妙な上品な色合いで、背景によく使います。ほんのわずかに緑がかった灰色で、キレイなんですよね~。


撮影時は反射防止のためアクリル板を外してあります
額装は野の花と対になるよう銀色で。これで3作品の額の色が金銀銅になりました。3つ並べるとなかなか楽しいです。ぜひ、現地で見てもらえると嬉しいです。
フレームレス原画

額装作品に出てきた3人の妖精たちを描きました。この3枚とも実はたった3色の絵の具しか使っていません。マイメリブルーの三原色プライマリーイエロー、プライマリーレッドマジェンダ、プライマリーブルーシアンです。三原色縛りは一度やってみたかったのですが、とても良い組み合わせだったのでとても描きやすかったです。(またいずれ記事にまとめたいと思います。)
大日本美術工芸様より、マイメリブルー貸出モニタリング企画ということでありがたいことに一時的に絵の具をお借りしています。額装作品のマイメリブルーはもともと持っていたもので描いていたので、全部で90色も貸していただいたのに、今のところ新しく使って絵を描いたのは実質2色という…(笑) 返却までの間、頑張ってもっと色んな色で遊んでみたいと思います。
グッズ販売
今回はグッズ販売もあります。昨年1年間に展示した絵をメインにまとめた作品集を作りました(B5サイズ28P)。作品だけでなく、使用した絵の具についても記載しましたので絵の具好きな方にも楽しんでいただけるのではないかと思います。現地にてサンプル展示していますので、眺めるだけでもどうぞ!

おわりに

フラワームーンに妖精は踊る、詩的でとても素敵な展示会タイトルです。花いっぱいの妖精さんを描けてとても楽しかったです。ぜひ、会場でご覧いただけると嬉しいです!