株式会社オリオンさん「第6回 in the room展」の賞品としてカラーマスター フェイスカラーセット12色セットをいただきました、ありがとうございます!
チチチ?(これは、ペン…? 水彩じゃないってこと??)
水性顔料インクのペンだよ。
水彩風に描くこともできるし、水彩で絵を描く際にも役立つ使い方があるので詳しく紹介するね! ちなみに、お笑い芸人の鉄拳さんがイラストを描くのに使っている画材らしいです。
カラーマスターシリーズの紹介
カラーマスターは初めて使う画材だと思っていましたが、実はカラーマスターシリーズにはすでにお世話になっておりました…。
ミリペンは線画用に、主にグレーと茶色を重宝しています。
直液式(修正ペンみたいなタイプ)もカバー力が高くて良いですよね! ホワイトに使ったり、金銀ペンにはまっていたときもありました。
フェイスカラー12色セット カラーチャート
今回いただいたのはこちらのフェイスカラー12色セットです。肌から髪色に重宝しそうなベージュ、茶、黒系が揃っています。
P-12、P-13の茶色からグレーっぽい色味がとても素敵ですね!
使い方①細ペンで描く
細ペン(0.5mm)側で描いてみました。ミリペンタイプのものとほとんど変わらない描き心地です。こちらのほうが若干描き心地が柔らかいため、筆圧で強弱がつけられます。乾けば耐水性なので線画として重宝しそうです。
カラーのミリペンって色数が限られますが、カラーマスターの細書きの方なら60色でカラー展開も豊富なので、絵に合わせて線画の色を変えたいときに便利そうです。
使い方②ブラシペンで平面塗り
もう片方のブラシタイプの方で塗ってみました。ペンの傾け次第で太さ調節ができます。
重ね塗りすると色が濃くなりますが、割と表面に耐久性のある水彩紙(ランプライト)でも、何度もペンで擦ると紙が痛んだのかブツブツとムラっぽくなってしまいましたので、一回でむらなく塗るのがよさそうです。
使い方③水で伸ばす
ペンから塗った直後~乾くまでの間は水溶性のため、水でぼかすことができます。完全に乾くと水には溶けません。
紙パレットなど染み込まないものに一度塗ってから、水で薄めて薄塗りすることができます。パレットに広げたインクも乾けば耐水性になってしまうので、紙パレットなど使い捨てタイプのものを使うか、濡れているうちにティッシュなどできれいにふき取っておきましょう。
水で濡れている面にペンで直接塗ると、ぼかし表現ができます。しかし、あまりに水が多かったり、塗る面積が広すぎると、ペン先に水が染み込むのかインクが出にくくなりました。しばらく紙に空塗りしているとインクが復活しますが、この使い方は注意が必要そうです。
作例
↑ まずは練習がてら花を描いてみました。同じ色味で階調が違うペンがあるので、明暗を描き分けやすかったです。ペンだと気軽に描けるし、水を使った塗り方も水彩より水が汚れにくいので、スケッチに便利そうです。
↑ 折角のフェイスカラーですし、人物画も描いてみました。黄色っぽい肌色~ピンクっぽい肌色、頬の赤味によさそうな色、髪色まで豊富だったので描くのが楽しかったです。ペンらしいザカザカしたタッチの塗りと、水でぼかしたときの繊細さが共存して面白い絵になりました。
最後に
カラーマスターはペンタイプで気軽に使えるのがいいですね! 特にフェイスカラーセットは、色味が似ていて階調が違う色があるので明暗を生かしたスケッチ・ドローイングに最適でした。
また、細書きペンは線画にも重宝しそうです。色展開が豊富なので絵に合わせてピッタリの線画の色を見つけるのによさそうですね!
透明水彩と合わせて使うときは、このニュアンスカラーを生かして線画に取り入れていこうと思います。