展示・タロットカード-fate card-＜2024年5月18日～26日＞

5月18日より、gallery TetoTeto様（大阪府）にて公募グループ展「タロットカード-fate card-」に参加いたしますので、展示予定の作品などを紹介します。

タロットカード-fate card-

日付：2024年5月18日（土）～26日（日） 休：21,22,23

営業時間：14時～19時 (最終日18時まで）

入場料：無料

場所：gallery TetoTeto（大阪府大阪市大正区平尾5-17-7）

公式サイト：https://tetotetogallery.wixsite.com/tetoteto/fatecard43

タロットカード（風）にシリーズ化されたデザインが大好きです。タロットカードの大アルカナのうち、お気に入りのカードを自分なりに再解釈して描きました。22枚全部作って、オリジナルタロットカードとしてグッズ化する妄想をしましたが、3枚でいったん終了です。

（絵のモチーフにした占いの解釈は作者個人の見解で一部分を切り取ったものです。紹介している以外にも幅広い意味を含みます。）

THE STAR

大アルカナ17番、星のカードです。ジョジョ好きにとっては、スターのカードは一等特別ですね！

水瓶から豊かな水の流れを注ぐ女性を描きました。豊満な体型の女性、途切れることのない水流、飛び立つトキで、あふれる創造力をイメージしています。金ぴかの模造金箔でフチ飾りを作って、ピカピカの希望をイメージしました。

タロットカードの位置の考え方にも着目して、画面のイメージを作りました。カードの位置（向き）でカードの意味が逆転するのが面白いですよね。正位置で希望や創造力を表す星のカードは逆転すると、「高すぎる理想、才能が無いこと」から自意識過剰を表しているような気がします。

絵として飾るときに逆向きにするのは変なので、正位置の向きのままで逆位置の意味もイメージを含むように、女性の表情は希望に満ち溢れているというより、才能の源に見放されるようなイメージも含む少し冷たい表情にしました。

THE MOON

大アルカナ18番、月のカードです。星と同じく夜のモチーフですが、月の神秘性や憂鬱な雰囲気を表すため、少し奇妙な緑がかかった色合いでまとめました。

月のカードは正位置では悪いイメージが強いカードですが、逆位置では逆転して「心配事や憂鬱が晴れる」といった落ち着いた意味になります。正位置の向きのままで逆位置の意味もイメージを含むように、女性の表情は穏やかなものにしました。

THE SUN

大アルカナ1９番、太陽のカードです。おめでたいイメージの強いカードですね。少女には今までに絵の中で一番華やかな服を着せて、裕福で明るい感じを出しました。遠く（将来）へ連れて行ってくれる馬も、寄り添っていて明るい未来へ続くイメージを出しました。

太陽はエネルギーに満ち溢れた「太陽」「こども」「馬」をモチーフにするとても明るいカードです。逆位置では逆転して「エネルギーが尽きる」といった意味にもなります。正位置の向きのままで逆位置の意味もイメージを含むように、元気過ぎない色合いにしました。赤や黄色を原色そのままより少し彩度を下げて、馬の影色にも青白さをだして全体的な色合いをくすませてみました。

額の話

今回の絵は、絵の中のフチ飾りや余白がすでに額縁のような効果を生んでいると思いましたので、額はシンプルに2枚のアクリル板に挟み込むタイプのフレームにしました。

カード感が強調されて、いい感じじゃないでしょうか！

少し寂しかったので、カードの後ろには色を塗った紙を挟んでいます。「額＋マット＋工賃」の費用を考えると、「アクリルフレーム単体＋自分で色の紙を挟む」で原価をだいぶ抑えることができました。

こちらのアクリルフレームは卓上スタンドも付属していて、飾りやすいですね。卓上に飾るのも雰囲気がでます。

フレームレス原画・どうぶつ占いシリーズ

豆色紙に、どうぶつ占いをモチーフに動物に植物を添えて描きました。

恋する女の子が好きな相手との相性を占ってみたら他の占いでは相性が悪いけれど、どうぶつ占いなら「あたしはコアラ」「あなたは黒ヒョウ」で相性バツグンと出てその結果に励まされるという健気な恋心を歌った「どうぶつ占い」という歌があります。そこから着想しました。

黒ヒョウに添える植物はシロツメクサ。花言葉は「私のものになって」。コアラちゃんからのメッセージですね。

コアラに添える植物はクレマチス。花言葉は「策略」。おっとりしているように見えて、愛嬌たっぷりの仕草もすべて計算済みなのかもしれません。

動物と植物で描くのが楽しくなってしまい、好きな動物2種を描きました。

秘密主義の羊はブラックフェイスに濃紫の背景で少しミステリアスな印象を強めました。添える植物はギボウシ。花言葉は「沈黙」。そっぽをむいているようで視線はこっちを向いています。隠している寂しがりやの気性をイメージしました。

ほっそりして頼りなく、可愛らしい小鹿に添える植物はシャクナゲ。花言葉は「警戒」。か弱いゆえにより一層、警戒心が強いのでしょう。

今後の予定

目標にしていた、お絵かき活動を再開して1年以内に公募展に3つ参加する！ができました。公募展を目標にすることで、かなりのペースで制作することができました。次は、手元にある原画の自家販売の態勢を整えていきたいです。